年齢肌のお悩みに多い、「たるみ」や「ハリ不足」。その原因のひとつとして、「タンパク質」があげられます。タンパク質は健康と美肌に欠かせない栄養素のひとつですが、意識的に摂らなければ不足しがちです。タンパク質と美容の関係を知り、日頃の食生活に上手に取り入れましょう。
年齢肌のお悩み!ハリ不足はタンパク質不足かも?
そもそもタンパク質は私たちにとって、どれくらい重要なものなのでしょう?人の体は約60〜70%が水分で構成されています。それ以外は、すべてタンパク質。想像以上に、大きな割合を占めているタンパク質は、体のベースを構築する上で、欠かせない栄養素のひとつなのです。
タンパク質=筋肉をつくるものだと思われる方もいるかもしれませんが、それだけでなく、美容にも深く関係しています。タンパク質が不足すると、たとえば、こんなことが起こります:
・筋肉量の減少で太りやすくなる
・肌が乾燥する
・肌の弾力がなくなり、たるみやすくなる
・髪の毛がパサつき、つやがなくなる
・体が冷えやすくなる
・体がむくむ
特に、肌のたるみで悩まれている方はタンパク質を積極的に取り入れた方が良いでしょう。なぜならば、肌のハリや弾力に必要なコラーゲンやエラスチンは、タンパク質でできているからです。これまであまり意識されてこなかった方は、これを機に日頃の食生活を見直してみましょう。
1日に必要なタンパク質を摂取できていますか?
個人差はありますが、厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2015 年版)」によると、成人女性のタンパク質推奨量は1日50gです。これは牛もも肉だと約260g、卵で約8個分、納豆で約7パックに相当する量です。この1日50gは最低量なので、筋トレやスポーツに励んでいる方はこれ以上に必要でしょう。
タンパク質が含まれる食品はどんなもの?
タンパク質を含む食品には主に「動物性タンパク質」と「植物性タンパク質」に分けられます。
動物性タンパク質を含む代表的な食品:
・肉類
・魚介類
・卵
・乳製品
動物性タンパク質には体の中で生成されない9種類の「必須アミノ酸」が含まれている場合が多いです。この必須アミノ酸が不足してしまうと、体内のタンパク質の機能が低下してしまうため、積極的に取り入れる必要があります。ただ、脂質が多く、カロリーも高い傾向にあるため、過度な摂取は控えましょう。
植物性タンパク質を含む代表的な食品:
・豆類
・穀類
・ナッツ
・ブロッコリー
植物性タンパク質の特徴として、低カロリーで糖質や脂肪の代謝を助けるビタミンや、食物繊維が豊富なものが多いです。
タンパク質をうまく食事に取り入れる方法
タンパク質を摂取するときのポイントは、「バランス良く」です。基準値のみを満たそうとして、お肉ばかりを食べていても栄養が偏ってしまい、健康的とは言えません。
1食で1日分のタンパク質を摂取しようとしても、意味がありません。体内で1回に合成できるタンパク質は限られているからです。1日3食にわたって満遍なく摂取できるよう心がけましょう。
とは言っても毎食タンパク質を取り入れるのはそう簡単なことではありません。難しい日には、市販のプロテインに頼るのもおすすめです。
以上、「たるみ」や「ハリ不足」に関係するタンパク質の取り入れ方についてのご紹介でした。「あれ、意外と摂取できてないかも?」と思われた方は、いつもの食事にタンパク質をひとつでもプラスすることから始めてみてください。
スキンケアで外側からのケアもお忘れなく
たるみには、内側からのケアと共に、外側からのケアも重要です。タンパク質で体の土台をしっかり整え、同時にスキンケアでエイジングサインに効果的な美容成分を肌に与えるのが理想的です。
たるみでお悩みの方におすすめしたい美容成分のひとつに「プロテオグリカン」が挙げられます。プロテオグリカンは、コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸と同じく、肌の真皮層に存在する糖とタンパク質の複合体である「糖タンパク質」の一種です。
このプロテオグリカンはヒアルロン酸と同等以上の保水力を持ち、「肌のウォーターバッグ」と言われ、いま注目の美容成分なのです。是非、一度トライアルセットでお試しください。